
主旨
「信州しおじり本の寺子屋」は、塩尻市立図書館が中心となって、生涯読書を推進するために設置するものです。原型は、地域の人々の生涯学習と出版業界人の研修の場として、1995(平成7)年に今井書店グループが鳥取県米子市に開設した「本の学校」にあります。
本事業は、その精神を受け継ぐと共に、塩尻市が出版王国と言われる信州に所在し、日本の出版文化に偉大な軌跡を残した筑摩書房の創設者、古田晁の生誕の地であることに鑑み、講演会、講座等のさまざまな事業を通じて、「本」の可能性を考える機会を広く提供するものです。
活字離れと言われる昨今の状況に対して、著者、出版社、書店、図書館などが連携して本の魅力を発信し、出版文化の未来に寄与するために、図書館を「本の寺子屋」とし、読者も含めてここに集う人々の知恵の交流を促すことで、地方発の文化の創造と発信に挑戦したいと考えております。
皆様のご支援、ご参加をお願いいたします。
テーマ
本の可能性を考えたい。
これまでの講座内容など
塩尻市立図書館ホームページ > 信州しおじり本の寺子屋(報告)をご覧ください。
今年度の科目
講演会
- 4月24日(日)荒川洋治さん「短編小説と世界」
- 5月15日(日)佐野眞一さん「コロナは日本の何を見せたのか」
- 5月22日(日)本橋成一さん「いのちの営みの「在り処」」
- 5月28日(土)第一部 常世田良さん「図書館が日本を救う―公共図書館の可能性―」
第二部 図書館同盟3市町鼎談 ※大和市、岐阜市、塩尻市図書館同盟事業 - 6月26日(日)田中優子さん「絵と文字で読む江戸の本」
- 6月27日(月)淺野隆夫さん「司書の想いが届く図書館づくり―札幌市図書・情報館から―」 ※公共図書館職員向け講座
- 7月17日(日)立花珠樹さん「戦後日本映画の名優たち―高倉健、吉永小百合、渥美清ら」
- 7月24日(日)小泉今日子さん「本と本屋とわたし」(レザンホール大ホール)
- 8月4日(木)庭井史絵さん「GIGAスクールと学校図書館―学校内外の学びと図書館を結ぶ― ※学校職員向け講座
- 8月28日(日)赤坂憲雄さん「民俗を掘り起こすために」
- 9月18日(日)加古陽治さん「文芸取材の流儀」
- 10月2日(日)矢崎節夫さん「童謡詩人、金子みすゞのまなざし―よみがえりの軌跡―」(えんてらす)
- 10月23日(日)校條剛さん「作家という生き方―佐々木隆三、津本陽、藤田宜永ら」
- 10月29日(土)山家望さん「ものがたりと小説、そのあわい」
臼井高瀬さん「古田晁と臼井吉見の55年6ヶ月」 ※古田晁記念館文学サロン - 11月13日(日)長野ヒデ子さん「あなたが生まれてきたことは素晴らしいこと―今こそ絵本と紙芝居―」
- 11月27日(日)島田雅彦さん「フィクションの方が現実的」
- 2022年1月29日(日)村上康成さん「絵本を愉しむ―自然の歌をききながら。」
企画展
- 4月22日(金)~5月22日(日)浜昌平絵画展『ぼくの大好きなものたち』(協力:森のおうち)
- 7月1日(金)~7月31日(日)リト@葉っぱ切り絵展
- 7月21日(木)~8月22日(月)こばやしひろえ絵本原画展『母と子』
- 10月18日(火)~11月17日(木)えがしらみちこ絵本原画展『おもわずおもわず』(協力:あかね書房)
- 11月19日(土)~12月18日(日)大竹英洋写真展『ノースウッズ 生命を与える大地』
- 2023年1月5日(木)~1月31日(火)石川直樹展『HIMALAN POSTER』
信州しおじり子ども本の寺子屋について
- 詳細についてはこちらのページをご覧下さい。