
主旨
「信州しおじり本の寺子屋」は、塩尻市立図書館が中心となって、生涯読書を推進するために設置するものです。原型は、地域の人々の生涯学習と出版業界人の研修の場として、1995(平成7)年に今井書店グループが鳥取県米子市に開設した「本の学校」にあります。
本事業は、その精神を受け継ぐと共に、塩尻市が出版王国と言われる信州に所在し、日本の出版文化に偉大な軌跡を残した筑摩書房の創設者、古田晁の生誕の地であることに鑑み、講演会、講座等のさまざまな事業を通じて、「本」の可能性を考える機会を広く提供するものです。
活字離れと言われる昨今の状況に対して、著者、出版社、書店、図書館などが連携して本の魅力を発信し、出版文化の未来に寄与するために、図書館を「本の寺子屋」とし、読者も含めてここに集う人々の知恵の交流を促すことで、地方発の文化の創造と発信に挑戦したいと考えております。
皆様のご支援、ご参加をお願いいたします。
テーマ
本の可能性を考えたい。
これまでの講座内容など
塩尻市立図書館ホームページ > 信州しおじり本の寺子屋(報告)をご覧ください。
2023(令和5)年度の科目
講演会
- 5月28日(日)斉藤 政喜さん「そして僕は紀行作家になった」(えんてらす)
- 6月25日(日)御厨 貴さん「オーラル・ヒストリーから見えて来る政治」
- 7月23日(日)上野 千鶴子さん「女の子はどう生きるか 男の子もどう生きるか」
- 7月29日(土)広松 由希子さん「日本の絵本、来し方行く末」(えんてらす)
- 8月6日(日)大槻 慎二さん「編集者の仕事、版元としての展望」
- 8月8日(火)宮澤 優子さん「GIGAスクール時代の学校図書館ーまだ間に合うはじめの一歩ー」 ※学校職員向け講座
- 8月28日(月)嶋田 学さん「図書館の未来を考えるために、今、振り返っておきたいあれこれ」 ※公共図書館職員向け講座
- 9月10日(日)高橋 敏夫さん「歴史時代小説ブームの現在ー新世代作家たちの冒険ー」
- 10月1日(日)望月 衣塑子さん「戦争する国へ突き進むいまー軍産複合体国家化にいかに抗うかー」
- 10月8日(日)真珠 まりこさん「もったいないばあさんと絵本の話」
- 10月22日(日)堀内 美江さん「ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと」(えんてらす)
- 10月28日(土)第一部 野々井 透さん「書きたいものに、近づいてゆく」 ※古田晁記念館文学サロン
第二部 安藤 宏さん「古田晁と太宰治「人間失格」」 - 10月29日(日)古田晁墓参ツアー
- 11月5日(日)三浦 雅士さん「石坂洋次郎と宮崎駿ー家族の現在を考えるー」
- 11月19日(日)安田 登さん、佐藤 蕗子さん「能楽と語りで聴く古典『耳なし芳一』」
- 12月10日(日)久間 十義さん「新聞記者と小説家の間(はざま)で」
- 2024年1月21日(日)いわい としおさん「アイデアを形にする楽しさを子どもたちに!-『100かいだてのいえ』から広がる世界ー」
企画展
- 8月4日(金)~8月31日(木)まるやまあやこ絵本原画展『たんぽぽのふね』(協力:絵本美術館 森のおうち)
- 9月2日(土)~10月1日(日)たなか鮎子絵本原画展『森のささやきの標本室』(協力:エイアンドエフ株式会社)
- 12月9日(土)~12月28日(木)ミヒャエル・エンデ展『モモー原書出版50周年ー』(協力:黒姫童話館)
- 2024年2月3日(土)~3月3日(日)宇賀神拓也写真展『掘り下げる写真ー人と土の営みー』
- 2024年3月9日(土)~3月31日(日)岡本雄司絵本原画展『いろんなでんしゃ はっしゃしまーす』
信州しおじり子ども本の寺子屋について
- 詳細についてはこちらのページをご覧下さい。