告知内容

東京新聞論説委員の佐藤直子さんの講演会です。

佐藤さんからのメッセージ
73年前に敗戦となった先の大戦を体験した人びとが、戦争を知らない世代の記者に何を語り継ごうとしたのか。「戦前の空気が漂う」とも言われる今日の社会状況に照らしてお話ができたらと思っています。

日時

2018年7月8日(日曜日)13:30~15:00

場所

塩尻市市民交流センター(えんぱーく)3階多目的ホール

講師

佐藤直子さん(東京新聞論説委員)

東京新聞(中日新聞東京本社)記者。1991年入社。社会部、特報部などの記者やデスクを経て、2012年夏から論説委員兼編集委員として社説やコラムを書く。沖縄戦の体験世代に出会ったことをきっかけに戦争体験のインタビューを重ねてきた。共著に岩波書店刊行の「あの戦争を伝えたい」「未来に語り継ぐ戦争」(東京新聞社会部編)、「私にとっての憲法」など。

講演概要

 テーマは「戦争」。これまで戦争について見つめなおす記事を多く書かれた同氏は、現地に何度も足を運び取材をしています。

 階級の高い人は自分で本を出せるから、自分は庶民や階級の低い兵士の記憶を残したい!そんな想いで取材を続けているそうです。取材の中で、家族を手にかけた集団自決の話、砲弾の雨が降りそそぐなか逃げた話など、沖縄戦の悲惨なありさまを聞き、身につまされる思いだったとのこと。

 戦争を体験した方々が高齢により亡くなっていく今、戦争体験を語り継ぎ、平和とは何か、自由とは何かを考え、訴え続けることが重要とお話しされました。

 講演終了後には本の販売とサイン会も開催しました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!

佐藤直子さん
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