告知内容

過酷……だけど楽しい!ノンフィクション作家の澤宮優さんが、自身の体験・経験を踏まえてノンフィクション作家という仕事の魅力について楽しくご紹介します。

日時

2018年8月5日(日曜日)13:30~15:30

場所

塩尻市市民交流センター(えんぱーく)3階多目的ホール

講師

澤宮優(さわみやゆう)さん

1964年熊本県生まれ。陰で懸命に生きる人物に光を当てることをモチーフに、スポーツから文学、歴史、教育まで幅広く執筆。青山学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒。04年『巨人軍最強の捕手』(晶文社)で第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。主な作品に、『打撃投手』(講談社)、『人を見抜く、人を口説く、人を活かす』(角川新書)、『戦火に散った巨人軍最強の捕手』(河出文庫)など多数。近作に『イップス』(角川書店)、『集団就職』(弦書房)、『炭鉱町に咲いた原貢野球』(集英社文庫)など。

講演概要

澤宮優さん1
澤宮優さん2

ノンフィクションはいま冬の時代。次々と雑誌が休刊となり、発表する場がなくなっているとのこと。取材費は出ない、きつい、売れないということで、出版業界の3Kと言われているそうです。

それでも、澤宮さんが書き続ける理由。それは、「真実に光を当てたいから」。決して表に出ない”打撃投手”や九州・沖縄からの”集団就職”、“便所めし”を食べる学生など、少数者が排除されるような世の中で、光の当たらない人や真実に光を当てたい。そのために、実際に会い、話し、その人の目力やしぐさ、その場の雰囲気や空気を感じて書くのだといいます。

図書館員としては、澤宮さんのように一生懸命誠実に情報を伝えようとする送り手の情熱を受け止め、本をきちんと読者へ届けていかなければとの思いを新たにしました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!

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