告知内容

 11月22日(火曜日)から12月27日(木曜日)まで、雑誌ナショナル ジオグラフィック創刊130年にちなんだ企画展を開催します。これにあわせ、12月2日(日曜日)にはトークショーを開催します。同誌日本版編集者をゲストにお迎えし、130年におよぶ同誌の歴史や、過去に世界的に注目を集めた写真などご紹介します。

日時

2018年12日2日(日曜日)13:30~15:30

場所

塩尻市市民交流センター(えんぱーく)3階多目的ホール

講師

武内太一(たけうちたいち)さん

日経ナショナル ジオグラフィック社編集長

講演概要

日経ナショナル ジオグラフィック社の編集者・武内太一さんの講演会を開催しました。創刊130周年を迎えたナショナル ジオグラフィック誌(ナショジオ)の歩みを紹介する内容で、80人余りが聴講しました。

ナショジオは、「地理知識の普及と増進」を目的にアメリカで創立されたナショナル ジオグラフィック協会が1888年に発行した会員誌が始まりで、現在では地球上の森羅万象を対象とした多くの調査・探検プロジェクトを支援し、世界に伝えています。

ビジュアル誌としてのイメージが強い同誌ですが、1905年に初めて写真を掲載した際は協会から批判があったそうです。しかし読者には大変好評で、以来、夜の野生動物や水中カラー写真の撮影に世界で初めて成功するなど、写真の最先端を行く雑誌として発展してきました。

ナショジオの最も有名な写真の一つである「アフガン難民の少女」は、当時関心が薄れつつあったアフガニスタン問題に世間が再び目を向けるきっかけとなったといい、武内さんは、ナショジオの写真は決定的瞬間をとらえてはいるが、単なる記録写真ではないと話しました。

最後に、これからのナショジオの目的は、地球を探求し、知らせ、守り、子どもの教育をすることであり、それは130年前と変わっておらず、責任を持って地球の課題を解決していくと語ってくださいました。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

武内太一さん
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