「信州しおじり本の寺子屋」の藤田利江さんによるワークショップ報告です。

ワークショップ「学校図書館を活用した調べる学習 ~調べる学習 基本のスキル~」

小学校教諭および司書教諭を歴任され、現在は大和市教育委員会教育部指導室にて学校図書館の指揮を執る藤田利江さんを講師としてお迎えします。
子どもたちに教えている調べ学習について受講者の皆様に体験していただくとともに、調べ学習の指導方法や図書館の実践的な活用方法についてお話いただきます。

日時

2015年8月4日(火曜日)13時30分から15時30分

場所

塩尻市市民交流センター(えんぱーく)4階・401A・B会議室

講師

藤田利江さん

大和市教育委員会教育部指導室学校図書館スーパーバイザー。全国学校図書館協議会学校図書館スーパーバイザー。
神奈川県厚木市にて小学校教諭に赴任し、平成15年からは司書教諭を兼任。平成19年、荒川区教育委員会学校図書館支援室に、平成25年には神奈川県大和市教育委員会学校図書館支援チームに関わる。平成15年度6年生を担任しながら、司書教諭の授業として137時間を展開。その活動記録で学校図書館賞奨励賞を受賞。また、平成24年には所属していた荒川区教育委員会学校図書館支援室が、学校図書館賞並びに村松金治賞を、「調べる学習コンクール」で優秀賞を受賞した。主な著書に『司書教諭1年目の活動記録』(全国学校図書館協議会)、『授業にいかす情報ファイル』(全国学校図書館協議会)、編著書に『学校図書館の力を活かす』(国土社)、『学びを拓く授業モデル』(国土社)、『楽しい調べ学習』(国土社)など。

当日の様子

藤田利江さん

藤田さんか普段子ども達に教えている、調べ学習のやり方や図書館の活用方法について、受講者の皆様に実際に体験していただくとともに、こども達への指導方法についてご講演いただきました。
参加者は、小学5年生になったつもりで「お金」、「桜」、「ネコ」など15種類のテーマのうち一つについて、藤田さんが考案した方法に基づいて図鑑などで調べ、わかったことを自作のイラストとともに1枚の紙にまとめて発表し合いました。

まとめまでの手順は「引用→要約→考察」で、これを学年に応じて難易度を変えて行うと、最初はうまくできない子どもでも何度かやっているうちにできるようになるそうです。
藤田さんは「知らないことがわかる楽しさをぜひ子どもに体験させてほしい」と話していました。

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