「信州しおじり本の寺子屋」の大西暢夫さんによる講演会と絵本写真展の報告です。

講演会・絵本写真展「ぶた にく ~食べることは生きること」

私たちは、さまざまな命を食しながら、生きています。命をいただくことを、見つめ直してみませんか?
命の尊さを感じる「ぶた にく」(幻冬舎エデュケーション刊)の著者、大西暢夫さんによる講演会と写真展を開催します。

講演会

日時

2015年9月13日(日曜日)午後1時30分から3時30分

場所

塩尻市市民交流センター(えんぱーく)3階・多目的ホール

写真展

日時

2015年9月13日(日曜日)から9月27日(日曜日)
午前10時から午後5時

場所

塩尻市市民交流センター(えんぱーく)3階・会議室301

講師

大西暢夫さん

1968年東京に生まれ、岐阜で育つ。東京綜合写真専門学校卒業後、フリーのカメラマンとして独立。2003年「おばあちゃんは木になった」(ポプラ社)で第8回日本絵本賞受賞。「ぶた にく」小学館児童出版文化賞受賞。

講演会当日の様子

大西暢夫さん

講演会では、著書『ぶた にく』などに使われた写真とともに、これまでに関わった人々とのエピソードや、取材に対する思いをお話しいただきました。

大西さんは「衣食住」をテーマに、我々の生活の近くにありながら社会的には「存在していない」かのように扱われている物事を取材しており、これまでの取材を通して、便利な社会の恩恵を受けることが少ない人々にそのしわ寄せが及んでしまっていると考えています。

大西さんは、我々がこのような背景を知らないまま済ませてしまうことが一番の罪で、それがこの社会を作っていると主張し、今後も現地の人々の様子や言葉を伝え、社会とのギャップを埋めていきたいと語られました。

会場では、塩尻書店組合の協力により大西さんの著書の販売が行われ、サイン会も開催されました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

大西さんチラシ