「信州しおじり本の寺子屋」事業の、五十嵐絹子さんによる講演会と講座の報告をしています。

講演会・講座「学校が変われば子どもが変わる、教育が変わる」

山形県・鶴岡市で40年間学校司書として活躍され、現在、学校図書館アドバイザーをされている五十嵐絹子さんによる講演会と講座を開催します。学校や図書館の関係者はもちろん、子どもと教育に興味のある方はどなたでもご参加いただけます。

講演会「豊かな心と確かな学力を育む」

日時

2014年8月5日(火曜日)10時から12時

会場

塩尻市市民交流センター(えんぱーく)3階・多目的ホール

定員

100名(要申し込み・先着順)

講座「図書館を“学びの宝庫”に」

日時

2014年8月5日(火曜日)13時30分から15時30分

会場

塩尻市市民交流センター(えんぱーく)4階・会議室401

定員

70名(要申し込み・先着順)
※学校図書館について、より詳しく実践的に学ぶ講座です。

講師

五十嵐絹子さん

昭和41年より、山形県鶴岡市の専門・専任・正規の学校司書として鶴岡市内小学校5校、中学校2校に勤務。
平成15年に学校図書館大賞を受賞した朝暘第一小学校には、平成7年より平成19年まで12年間勤務。同校の図書館活用教育のかなめとして図書館活動を支えた。定年退職後、鶴岡市教育委員会、図書館支援業務員として、3年間鶴岡市内の学校図書館支援にあたった。現在はフリーで「学校図書館アドバイザー」として学校図書館の応援をしている。「山形県PTA連合会親子読書推進委員」などの役職を歴任されている。著書に、『学校図書館ビフォー・アフター物語』、『子どもが本好きになる瞬間(とき)』(国土社)、等。

当日の様子

五十嵐絹子さん1

講演会

午前の講演会ではおもに五十嵐さんの実践報告をしていただきました。

五十嵐さんは、読書が子どもの学力や人間性に良い影響を与えるという確信のもと、一人でも多くの子どもが本を読む喜びを知り、読書力を培うための学校図書館づくりに取り組んでこられました。その取り組みでは、子ども一人一人に合わせた「読書カルテ」の作成などによって、大きな成果が上がったことを報告されました。

講座

午後の講座では学校図書館を、授業が行うことができる“学習センター”にするためにはどうしたら良いのかを、その重要性だけでなく、実践に基づいたお話をしていただきました。

学習施設としての図書館を目指すために司書がやるべき事、本の配置、図書館を改装するための手順など、非常に具体的なアドバイスをいただき、質疑応答では多くの学校司書や司書教諭から質問が相次ぎました。非常に充実した講座となりました。

五十嵐絹子さん2
f58e0765746f9946b47d83b070ef68da