「信州しおじり本の寺子屋」の、「雨ニモマケズ」朗読会と朗読劇の報告です。

「雨ニモマケズ」朗読会と朗読劇『水仙月の四日』・『ざしき童子のはなし』

塩尻市在住で、20周年を迎えた「絵本美術館森のおうち」の館長酒井倫子さんと、会場の皆さんによる宮澤賢治の「雨ニモマケズ」の朗読会と、「森のおうちお話の会」の皆さんによる朗読劇などを行ないます。ぜひご参加ください。

日時

3月8日(日曜日) 午後1時30分~3時

場所

えんぱーく3階多目的ホール

講師

酒井倫子さんと森のおうちお話の会

1994年、絵本美術館&コテージ「森のおうち」を開設。年間3~4回の絵本原画の企画展を行っており、宮沢賢治の宇宙観、世界観(生きとし生けるものの共存)をモットーに、様々な活動を行っている。「人のやさしい声で子どもたちに素敵な物語を!」と願い続け、「森のおうち」を訪れる希望者にお話サービス「森の小劇場」を行っている。現在、「森のおうちお話の会」主宰など、精力的に活動している。
森のおうちお話の会は、1999年に酒井倫子を主宰者として出発し、故俳優草薙幸二郎氏の指導のもと、お話に魂を込めて語れる語り手となるよう志して来た。地域はもとより各地から公演依頼を受け小・中学校をはじめ、様々なところへ出かけることが多くなっている。森のおうちでも様々なグループからの要望でお話会を行っている。現在会員数12名。

当日の様子

朗読劇1
朗読劇2

東日本大震災から4年がたちましたが、3.11を忘れないという思いを皆で共有できればと計画し、絵本美術館「森のおうち」館長の酒井倫子さんと「森のおうちお話の会」の皆さんのご協力により、朗読会と朗読劇を開催しました。

詩の朗読では3.11で被災された方々への祈りの思いが、賢治のことばに乗せて伝えられました。人の声で届けられることばの魅力が改めて感じられる、あたたかく、すばらしい朗読でした。

今回で今年度の「信州しおじり本の寺子屋」の科目はすべて終了いたしました。
参加してくださった皆さま、出演者の皆さま、ありがとうございました。

プログラム

  1. 3.11を忘れない 詩「雨ニモマケズ」(宮沢賢治・作)
  2. 3.11で傷つき又はいのちを落とした方々へのオマージュ 詩「クロマツ」1,2(いせひでこ・作)
  3. 賢治より、これから生きぬく子等へのメッセージ 詩「告別」(宮沢賢治・作)
  4. 語り 「ざしき童子のはなし」(宮沢賢治・作)
  5. 映像入り朗読劇 「水仙月の四日」(宮沢賢治・作/いせひでこ・絵)
  6. 会場の全員で 「雨ニモマケズ」
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