対談「ノンフィクションの行方」

ノンフィクション作家の鎌田慧さんと吉岡忍さんが「ノンフィクションの行方」と題して対談します。

日時

2015年6月21日(日曜日)13時30分から15時30分

場所

塩尻市市民交流センター(えんぱーく)3階・多目的ホール

定員

80名(要申込・先着順)※参加費無料

講師

鎌田慧さん

1938年青森県生まれ。新聞、雑誌記者を経てフリーに。1990年、『反骨――鈴木東民の生涯』(講談社文庫)で新田次郎文学賞を受賞。翌91年には『六ヶ所村の記録』(岩波現代文庫)で毎日出版文化賞を受賞。他に『自動車絶望工場』(講談社文庫)、『さようなら原発の決意』(創森社)、『鎌田慧の記録』全六巻(岩波書店)、『日本列島を往く』全六巻(岩波書店)など著書多数。

吉岡忍さん

1948年長野県生まれ。ベトナム反戦運動参加後、数十ヵ国を旅行。『墜落の夏―日航123便事故全記録』(新潮社)で講談社ノンフィクション賞を受賞。他に『M/世界の、憂鬱な先端』(文藝春秋)、小説『月のナイフ』(理論社)など著書多数。放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会委員長代行など、メディア不祥事の検証委員会委員を歴任。日本ペンクラブ専務理事。

当日の様子

講師

お二人は対談で、過去と同じ過ちを犯さないためには歴史を検証しなければならないが、近年、日本は前のめりの姿勢で過去を振り返らない風潮になっていると指摘されました。
過去を振り返るためには人々に物語(記憶)が残っていることが必要だが、物語を操作しようとする大きな権力にノンフィクションは対抗することができる、大きな権力が語らない「民衆の記録」を残したい、との考えを示されました。

会場では塩尻書店組合の協力によりお二人の著書の販売が行われ、対談終了後にサイン会を行いました。
図書館あてにもサイン色紙をいただきました!ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

講師サイン
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