「信州しおじり本の寺子屋」の大下英治さんによる講演会の報告です。
講演会「本は何よりSexy」
ノンフィクション作家の大下英治さんをお迎えし講演会を開催します。
政界・財界・芸能界と深い関わりを持つ大下氏が、これまで出会った人や取材を通じて感じたこと、また本の持つ可能性や危険性についてお話いただきます。
日時
2015年8月2日(日曜日)13時30分から15時30分
場所
塩尻市市民交流センター(えんぱーく)3階・多目的ホール
講師
大下英治さん
1944年6月7日、広島県に生まれる。1968年3月、広島大学文学部仏文科卒業。1970年、『週刊文春』の記者となる。記者時代『小説電通』(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。1983年、週刊文春を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている。著書は、「十三人のユダ 三越・男たちの野望と崩壊」「美空ひばり・時代を歌う」(以上、新潮社)、「闘争! 角栄学校」(講談社)、「トップ屋魂 首輪のない猟犬」(イースト・プレス)など400冊以上にのぼる。近著に、「小泉純一郎・進次郎秘録」「内閣官房長官秘録」「田中角栄 権力の源泉」(イースト・プレス)、「小泉純一郎原発ゼロ戦争」(青志社)、「自然エネルギー革命 脱原発へのシナリオ」(潮出版社)、「総理への宿命 小泉進次郎」(徳間書店)、「安倍晋三と岸信介」(角川マガジンズ)など。
当日の様子
大下英治さんの子ども時代から今に至るまでの歩みを、さまざまな人物とのエピソードを交えながらお話しいただきました。
太宰治や吉行淳之介などに影響を受け、純文学作家を志していた大下さんですが、ジャーナリストとなったのには梶山季之氏や大宅壮一氏といった、尊敬できる人物との出会いが大きかったと振り返っています。
人生にとって本の影響はとても大きく、沢山読んでも読み足りないほどだが、それと同時に、一人でいいから“先生”と呼べるような人と付き合い、自分とは違う考え方を学ぶことも大事であるとの考えも示されました。
会場では塩尻書店組合の協力により著書の販売が行われ、サイン会も開催されました。ご参加いただいた皆様、まことにありがとうございました。