「一冊の本が図書館の本になるまで①②」

日時:6月9日(日)10:00~12:00/13:00~15:00
場所:塩尻市市民交流センター(えんぱーく)3階多目的ホール

小学校高学年~中学生を対象に、本や図書館のことをより深く知ってもらう講座「目指せ!図書館マスター」。
6月9日(日)に、第2、3回講座「1冊の本が図書館の本になるまで①、②」を実施しました。

午前中は、書店などで販売されている本をどうやって図書館の本として選ぶのかを学ぶ前半①を、午後は購入を決めた本を児童新着書の棚に並べるまでの過程、後半②を学びました。

塩尻市立図書館では、購入する児童書の約80%を、実際の本を見て決める「見計らい」という方法で選んでいます。また、重要なポイントとして、本を購入するときは決められた「予算」の範囲内で選ぶ必要があることも図書館マスターで学びました。

「一冊の本が図書館の本になるまで①」

前半①は、実際に本を見て決める「見計らい」をしてどの本を選ぶかを考え、各班の予算それぞれ10,000円でどの本を買うべきか「選書会議」をしてもらいました!

実際に児童書を読む世代ならではの視点で、それぞれの班が多様な本を選書してくれました。

そして最後のミッション!「起案&決裁」

選んだ本を購入してもよいですよ、という許可を館長にもらいます。なんでその本を選んだのか聞かれても、緊張しながらもしっかり説明出来ていました!

「一冊の本が図書館の本になるまで②」

後半②は前半で購入を決めた本を図書館の棚に並べるため「装備」、「登録」、「検収」という作業をしました。

「装備」ではバーコードやICタグ、請求記号のラベルを本に貼り、そして本が傷まないように、ブックコートフィルム(通称ブッカー)をかけていきました。ブッカーを本に貼り付けるときに空気やしわが入らないように気をつかいながら、みんな丁寧に取り組んでくれました。

「装備」のあとは、本の情報を図書館システムに「登録」し、登録内容が間違っていないか確認する「検収」の作業を行います。最後に「児童新着書」の設定をして、棚に並べました。

みんな自分で選んだ本が図書館の棚に並んで嬉しそうにしていました。

次回は、カウンター業務と本の修理を体験します。