2月2日(日)に長野県松本市在住の漫画家火ノ鹿たもんさんを講師にお招きし、ワークショップ「マンガを体験しよう!知る・描く・学ぶ!」を開催しました。
火ノ鹿さんは松本国際高等学校で学生にマンガを教えています。
講演概要
まず始めに、基本的なマンガの完成までの流れとマンガの歴史についてお話いただきました。
マンガが完成するまでには、ネームという設計図から始まり、原稿が完成するまでに8つもの工程があるそうです!週間連載の作家さんは週におよそ14~18ページ描いていて、さらに魅力的なストーリーを考えるというとても忙しいスケジュールをこなしています。
次にマンガの歴史について、マンガとは絵を使って物語を描く芸術形式と定義されています。世界最古のマンガは鳥獣人物戯画ともいわれているそうです。お話のなかで「葛飾北斎」、マンガの神様ともいわれている「手塚治虫」にもふれ、手塚治虫のマンガは今の日本のマンガ文化に受け継がれていると話されました。
マンガのお話のあとは、実際に使われている原稿用紙に“架空のマンガの一コマを描く”というワークショップに入りました。
参加した子どもたちはどんな一コマにしようか悩みながら下書きを描いていました。下書きが完成したらGペンというマンガを描くためのペンと製図用インクを使って“ペン入れ”をしました。火ノ鹿さんはペンを使いこなすにはコツが必要で力を入れすぎないことが大切と、子どもたちにアドバイスされました。
火ノ鹿さんにはマンガを描いている子どもたちの席をめぐり、一人ひとりに声をかけ、楽しい話題も挟みながら、和気あいあいとした雰囲気でワークショップをしていただきました!
火ノ鹿たもんさん、お手伝いいただいた松本国際高等学校の生徒さん、そして参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
日時
2025年2月2日(日) 14:00~16:00
場所
塩尻市市民交流センター(えんぱーく) 多目的ホール
講師
火ノ鹿 たもん(ひのしか たもん)さん
長野県松本市在住の漫画家で、松本国際高等学校でマンガを教える。2009年に4コマ雑誌でデビュー後、各雑誌で連載。信濃毎日新聞(MGプレス・旧タウン情報)にて連載10年間継続中・イクジィまつもとで月刊連載6年間・Pixivにて「ウチのムスコがマザコンになったワケ」を発表しランキング1位を獲得し書籍化。
現在タテスクロールコミックの演出ネーム担当で、lineマンガをはじめ多媒体で2作同時連載、海外でもリリースを開始。
現在pose maniacsにてweb漫画講座講師も。


