「一冊の本が図書館の本になるまで➀・➁」(報告)
日時:8月31日(日)第3回10:00~12:00、第4回13:00~15:00
場所: 塩尻市市民交流センター(えんぱーく) 3階 多目的ホール
開催報告
小学生高学年~中学生を対象に、本や図書館のことをより深く知ってもらう講座「目指せ!図書館マスター」。
8月31日(日)に、第3・4回講座「1冊の本が図書館の本になるまで①・②」を実施しました。
今回は書店などで購入する本が、どうやって図書館の本になるのかを1日かけて学びます。
まずは前半①からです。塩尻市立図書館では、児童書の約80%を、実際に本を見て決める「見計らい」という方法で選んでいます。
また、図書館で本を購入するときは、決められた「予算」があります。
今回は、最近発売されたばかりの児童書を「見計らい」して、どの本を選ぶかを考えます。3つの班にわかれて、各班の予算10,000円でどの本を買うべきか「選書会議」をしてもらいました!
選書会議では、それぞれの班で積極的に意見を出し合って本を選んでくれました。
そして最後はミッションの「起案&決裁」!
選んだ本を購入してもよいですよ、という許可を館長にもらいます。なんでその本を選んだのか聞かれても、緊張しながらもしっかり説明出来ていました!
実際に児童書を読む世代ならではの視点で、それぞれの班が多様な本を選書してくれました。
受講生のみなさんの視点を知ることができ、司書も勉強になりました!
後半②は前半で購入を決めた本を図書館の棚に並べるため「装備」、「登録」、「検収」という作業をしました。
まず「装備」ではバーコードやICタグ、請求記号のラベルを本に貼り、そして本が傷まないように、ブックコートフィルム(通称ブッカー)をかけていきました。ブッカーを本に貼り付けるときに空気やしわが入らないように気をつかいながら、みんな丁寧に取り組んでくれました。
「装備」のあとは、本の情報を図書館システムに「登録」し、登録内容が間違っていないか確認する「検収」の作業を行います。最後に「児童新着書」の設定をして、棚に並べました。
講座が終わった後、自分が装備した本を嬉しそうに借りていった子もいました!
次回の講座はカウンターの仕事とレファレンスについて学びます。



