「信州しおじり本の寺子屋」事業の、福島泰樹さんによる短歌絶叫コンサートの報告をしています。

福島泰樹さん短歌絶叫コンサート「美しく死んでいくために」

歌人の福島泰樹さんによる短歌絶叫コンサート「美しく死んでいくために」を開催します。

日時

2013年7月28日(日曜日)13時30分から15時30分

場所

塩尻市市民交流センター(えんぱーく)5階・イベントホール

出演

福島泰樹さん

プロフィール

1943年、東京下谷に生まれる。早大文学部西洋哲学科卒。歌集『バリケード・一九六六年二月』で鮮烈なデヴュー。「短歌絶叫コンサート」という新たなジャンルを創設、1200ステージをこなす。『福島泰樹歌集』(国文社)『福島泰樹全歌集』(河出書房新社)の他、単行歌集や、『弔い』(ちくま新書)『葬送の歌』(河出書房新社)『血と雨の歌』(思潮社)『山河慟哭の歌』(佼成出版社)『中原中也帝都慕情』(NHK出版)『誰も知らなかった中原中也』(PHP新書)『悲しみのエナジー』(三一書房)CD『革命』(クエスト)DVD『遥かなる友へ』(クエスト)など著作多数。毎月10日、東京吉祥寺曼荼羅で、月例短歌絶叫コンサートを開催中。「月光の会」主宰。

コンサート風景

福島泰樹さん1
福島泰樹さん2

コンサート当日は60人以上の方が集まり、イベントホールは熱気に包まれました。福島さんは自作の短歌や寺山修司の詩などを音楽に合わせて朗読し、合間にはトークで会場を沸かせていました。
東日本大震災で被災された方々にとって思い出の写真が心の支えとなったことに触れ、追憶や感傷は批判されることがあるが、過去を大切にすることは現在や未来を大切にすることでもあり、美しい思い出を重ねることが「美しく死んでいくために」必要なことであると話していました。

福島泰樹さんサイン

コンサート会場では塩尻市書店組合の協力により福島さんの著書やCDの販売が行われ、購入した方には福島さんからサインをしていただきました。
写真は図書館にいただいたサイン色紙です。

当日のプログラム

1

1.ぼくのためのノート(岸上大作遺稿歌集『意志表示』より
2.特攻兵士の遺言
3.焼跡の歌(短歌・福島泰樹)
4.子等の丘(短歌・福島泰樹)

2

1.望郷(詩・寺山修司、短歌・福島泰樹)
2.のちのおもひに(詩・立原道造、短歌・福島泰樹)
3.別離(詩・中原中也、短歌・福島泰樹)

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