「信州しおじり本の寺子屋」事業の、装画の力展の報告をしています。
装画の力展「太宰・清張を描く」
日本図書設計家協会様のご協力により、「装画の力」展を開催しました。
太宰治の「人間失格」「走れメロス」、松本清張の「ゼロ焦点」「砂の器」をテーマに20名のイラストレーターが1つの作品を選んでイラストを描き、それをもとにそれぞれ3名の装丁家(日本図書設計家協会会員)が、独自に書籍カバーとして完成させた作品の一部を展示しました。また、4つの小説の初版本の現物も並べ、当時と現代の装丁の違いも楽しめるように工夫しました。
同じイラストでも装丁家によって全く違った印象の作品になっており、“ブックデザイン”という仕事の魅力を再発見する展示となりました。
今回の展示にあたり、ダンク セキ株式会社様と日本ハイコム株式会社様よりブックカバーを被せる「束」(つか=白紙の本)を寄贈していただきました。


展示期間
2013年11月26日(火曜日)から12月27日(金曜日)
展示場所
塩尻市立図書館・1階 森のコート