「信州しおじり本の寺子屋」事業の、根本彰先生の講演会の様子を報告しています。

講演会「『理想の図書館像』を考える」

日 時

9月24日(月曜日)午後1時30分から午後3時30分

場 所

塩尻市市民交流センター3階 多目的ホール

講 師

根本彰先生(東京大学大学院教育学研究科教授)

講演会の様子

根本彰さん1
根本彰さん2

地域教育において図書館には何ができるか、という観点から「理想の図書館像」について講演がありました。
日本の公立図書館ではここ30年ほど、図書館は利用者を「集め」、資料を「閲覧」「貸出し」を行うところである、という主張のもとに運営が行われてきました。しかし近年、図書館の役割は「地域における情報文化の環境を整える」ことであるという考え方に変化しつつあり、このような考え方は政策にも表れています。
こうした背景をもとに、これからの図書館の役割には「市民の交流の場所」や「地域の情報基盤」などがあり、このような図書館を担う司書には「企画力やサービスマインド」が必要であるというお話でした。
講演会には図書館関係者だけでなく一般の方の参加もあり、図書館学の第一人者のひとりである根本先生のお話に熱心に聞き入っていました。

講演会「『理想の図書館像』を考える」チラシ

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