「信州しおじり本の寺子屋」の講演会の報告をしています。

講演会「「本の寺子屋」の本づくり」

本の魅力を発信する場として2012年に始まった「信州しおじり本の寺子屋」。5周年を迎える今年、「本の寺子屋」のこれまでの歩みをまとめた本『「本の寺子屋」が地方を創る 塩尻市立図書館の挑戦』(東洋出版)が刊行されることになりました。これを記念し、著者グループ「本の寺子屋研究会」幹事の高橋龍介さんをお招きし、講演会を開催します。

日時

2016年5月15日(日曜日)13時30分から15時30分

場所

塩尻市市民交流センター(えんぱーく)3階・多目的ホール

講師

高橋 龍介(たかはし りゅうすけ)さん

信州しおじり 本の寺子屋研究会の幹事を務めていらっしゃいます。

講演概要

高橋さんからは、これからの「信州しおじり本の寺子屋」のあり方についての展望と課題が示されました。

「本の寺子屋」はワインなどと並ぶ塩尻市のブランドとなり得るものだが、これからは塩尻だけでなく近隣市町村と連携して取り組んでいくべきだとしています。塩尻市を含む「中信エリア」に対して、都市圏では既に良好なイメージが出来上がっており、これを利用することでより広い地域から多くの人が集まる可能性を示されました。

また、今後「本の寺子屋」がより良いものとなるためには、市民が運営に関わることが課題であるとしたうえで、市民が単なる受講者にとどまらずプレイヤーとなり、「本の寺子屋」を自発的な学びの場とすることができたとき、図書館は本当に「地域の図書館」となることができると話されました。

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