「信州しおじり本の寺子屋」の中山美由紀さんによる講座の報告をしています。

「授業で使おう!学校図書館」

東京学芸大学附属小金井小学校で司書をされていて、2015年12月に発行された本「学校図書館の挑戦と可能性-困ったときには図書館へ2」の編纂者の1人である、中山美由紀さんによる、学校図書館の活用方法についての講座です。教職員の方、図書館関係者の方など、どなたさまもぜひご参加ください。

日時

2016年8月5日(金曜日)13時30分から16時30分

場所

塩尻市市民交流センター(えんぱーく)4階・401A・B会議室

定員

50名(要申込・先着順)
※参加費無料

講師

中山美由紀さん

東京都生まれ。成城学園高等学校専任司書教諭、千葉市学校図書館指導員を経て2004年より東京学芸大学附属小金井小学校非常勤司書。学校図書館専門職員の役割は教員とともに図書館の機能をもって子どもを育てることであるとし、蔵書構築、教育課程、協働を活動の核として、実践・研究に取り組む。2009年より、東京学芸大学の文部科学省委託事業として「先生のための授業に役立つ学校図書館活用データベース」を開設、運営。共著に『先生と司書が選んだ調べるための本』(少年写真新聞社2008年)、『学習指導と学校図書館』(全国学校図書館協議会 2010年)、『困った時には図書館へ2 学校図書館の挑戦と可能性』(悠光堂2015年)などがある。司書教諭講習講師、青山学院大学、専修大学ほか複数の私立大学で非常勤講師として司書教諭科目を担当。東京学芸大学学校図書館運営専門委員会委員、日本図書館協会代議員、日本子どもの本研究会会員、図書館情報学会会員。

講座概要

参加された方の多くは、学校の先生や学校の図書館の先生。教育委員会の皆様にもご協力いただきながら、夏休みを活用した研修の場としても活用していただきました。

中山先生のお話は、どれも実践を通したものが多く、参考になる内容ばかり。学校で毎年行われる調べ学習の方法や、学習指導要領やカリキュラムを把握し、コレクションを形成していくことの大切さ、自分で探す力を奪わない資料提供の大切さ、支援学級に対する図書館としての支援方法など、多岐にわたる分野のお話を聞くことができました。講義の最後には、受講者がグループ単位に分かれ、今抱えている問題や、明日から実践できることなどを共有しました。

ご参加いただいた皆様、中山先生、貴重なお時間をありがとうございました。

中山美由紀さん1
中山美由紀さん2
20160805