9月8日(日)鎌田實さん「地域で命を支える~命・健康・本・絆を考える~」(報告)
講演概要
鎌田さんは自身の幼い頃は貧しい生活であったが、図書館で多くの本を借りて気に入った本を繰り返し読んで過ごし、本を読むことで自分の世界が広がったそうです。
高校3年生の夏休みに大学に進学したいと父親に頼んだ際、父親から”自由”をもらい、同時に自分の”責任”で生きてくれと言われ、以来自身の転機となる時には自由には責任が伴うという父親の言葉が蘇ってくるとおっしゃっていたのが印象的でした。
また、講演の中では、鎌田さんの著書にある「鎌田流「スクワット」と「かかと落とし」」を参加者全員で実践し、黒柳徹子さんや、生前に交流のあった樹木希林さんとのエピソードなども笑いを交えながら語られました。
自身の経験から命や人生との向き合い方をお話をしてくださった鎌田實さん、貴重な時間をありがとうございました。
日時
2019年9月8日(日曜日)14:00~16:00
場所
塩尻市北部交流センター(えんてらす)101・102会議室
講師
鎌田實(かまたみのる)さん
医師・作家。東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任。30代で院長となり、潰れかけた病院を再生させた。「地域包括ケア」の先駆けを作り、長野県を長寿で医療費の安い地域へと導いた。 現在、諏訪中央病院名誉院長、地域包括ケア研究所所長。一方、チェルノブイリ原発事故後の1991年より、ベラルーシの放射能汚染地帯へ100回を超える医師団を派遣し、約14億円の医薬品を支援(JCF)。2004年からはイラクの4つの小児病院へ4億円を超える医療支援を実施、難民キャンプでの診察を続けている(JIM-NET)。東北はもとより全国各地の被災地に足を運び、多方面で精力的に活動中。ベストセラー「がんばらない」他、著書多数。