9月29日(日)藤沢周さん「文学なんて、知らなかった。」(報告)

講演概要

高校時代まで「そもそも自分は全く文学に興味がなかった」と驚きの発言をされた藤沢さん。なぜ文学に興味を持ったのかを、本の寺子屋ナビゲーターの長田洋一さんとの対談形式で話していただきました。

新潟の漁師町で生まれ小説を読むことも書くことも興味がなかった藤沢さんは、悩みごとがあると海を眺めに行っていたそうです。高校生のあるとき進路に悩み、毎日のように海に通う中で、海に降る雪を美しいと思ったことをきっかけに言葉で表現する文学の世界に興味を持ったとのこと。それから大学を卒業し、会社員生活を経て、作家としての道を歩み始めたと話されていました。

質疑応答では、参加者からの質問に気さくに答えていただき、終始和やかな笑いのある講演会でした。ご参加いただいた皆さん、藤沢さん、ありがとうございました。

日時

2019年9月29日(日曜日)14:00~16:00

場所

塩尻市市民交流センター(えんぱーく) 3階・多目的ホール

講師

藤沢周(ふじさわ・しゅう)さん

作家・法政大学教授。1959年新潟生まれ。新潟明訓高等学校卒業後、法政大学文学部卒業。書評紙『図書新聞』の編集者を経て、1993 年『ゾーンを左に曲がれ』で作家デビュー。1998 年「ブエノスアイレス午前零時」で第119 回芥川賞受賞。2004 年から母校・法政大学経済学部で教授をつとめる。神奈川県鎌倉市在住。

藤沢周さん1

チラシ

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