1月19日(日)櫻井寛さん「ザ・カナディアン」鉄道写真展トークショー(報告)
講座概要
佐久市出身の鉄道写真家・櫻井寛さんをお迎えし、カナダの大陸横断鉄道「カナディアン号」をテーマに写真展とトークショーを開催しました。
1977年に櫻井さんが初めて訪れた国がカナダで、初めて乗った列車がカナディアン号だったそうです。以来、海外の列車に魅了され今日まで写真を撮り続けるきっかけになった思い入れのある鉄道とのこと。当時と同じ車両が今も走っていることがうれしいと話していました。
櫻井さんは、カナダの雄大な自然の中を駆け抜けるカナディアン号の乗客たちや食事、車窓から見える風景などを写真とともに紹介。車内では三度の食事の他におやつと夜食が供され、飲み放題のドリンクもあるとか!
景色の良い席は取り合いになることや、撮影をやめた直後にクマが現れてシャッターチャンスを逃したことなど、鉄道旅ならではの楽しいエピソードを披露してくださいました。
櫻井さんがカメラマンになって45年。過酷な状況で撮ることもあるそうですが「撮影に苦労したかどうかは写真の良し悪しとは関係ない。一枚の結果で感動を生むことが大事。言い訳はしない」と、信条を語っていました。
今回のトークショーは、台風19号災害のため延期しての開催でしたが、市内外から70人以上の参加がありました。
会場では発売されたばかりの櫻井さんの新刊『にっぽん全国100駅弁』(双葉社)の販売とサイン会を行い、多くの方が列に並びました。
櫻井さん、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
日時
2020年1月19日(日曜日)13:30~15:30
場所
塩尻市市民交流センター(えんぱーく)多目的ホール
講師
櫻井寛(さくらいかん)さん
1954年長野県生まれ。昭和鉄道高校運輸科、日本大学芸術学部写真学科卒。『新・駅弁ひとり旅』ほか著書多数。95ヵ国訪問。渡航回数は242回。好物は駅弁。日本写真家協会、日本旅行作家協会会員。東京交通短期大学客員教授。