8月6日(火)群馬県の福島小学校で司書教諭をされている青木いず美さんの講演会を開催しました。
講演会は主に学校職員向けとして開催し、市内の学校に勤めている学校司書の先生方にも多く参加していただきました。
前半はGIGAスクールと言われるようになってからのICT機器を活用した青木先生の実践をお聞きし、後半は絵本を紹介しあったり実際に青木先生が使われているアプリを触ってみたりするなど、参加者同士のふれあいの時間も持てた楽しい講演会となりました。
講演概要
コロナ感染症の流行によりGIGAスクールが早まり、そのなかでどうやって学校が、子どもたちが変わってきたのかをお話しいただきました。
福島小学校ではYomokka!という小学校向けの電子書籍サービスを始め、いろいろなアプリを利用しているそうです。かんらまち電子図書館も学校用のアカウントを作り全員が一度は本を借りるようにしています。
読書以外にも、授業内でのICT活用の事例もお聞きしました。全校で子どもも先生もICTのスキルアップをしようと頑張っているそうです。
そのあと実際に青木先生が使われているPadletというアプリを体験しました。Padletは作った文書や写真などをアップロードして共有することができるもので、校内に限らずたくさんの人に共有するときに便利だそうです。
最後の質疑応答でもPadletの具体的な活用方法や便利な機能などを教えていただき、大変勉強になる講演会でした。
日時
2024年8月6日(火) 14:00~16:00
場所
塩尻市市民交流センター(えんぱーく) 多目的ホール
講師
青木 いず美(あおき いずみ)さん/群馬県甘楽町立福島小学校司書教諭
平成元年度から群馬県公立学校で勤務。司書教諭として学校図書館を兼務。学校司書との協働、公共図書館との連携を考え学校図書館教育を推進している。学校図書館教育の分野で活躍されている方を招き、多くの研修会を実施。JPIC読書アドバイザー。
執筆に『年報こどもの図書館』2022年版【特集 コロナ禍と子ども】「小さな町の小さな小学校の2年間(令和2年2月~令和4年2月)の記録」;トーハン「LUPPY」2024年版 巻頭特集「学校の電子図書館 どうやるの?どう使うの?」;「『日本絵本賞』最終候補絵本から広がる読書活動 :『学校図書館』Vol.865, 2022.11 ; 「英語の絵本を取り入れた低学年の英語活動(特集 誌上全国大会(高松大会)(Part2))」『学校図書館』Vol.838, 2020.8 ; がある。



