ノンフィクション作家・イラストエッセイストで日本ワインについての著書を持つそらしどさんと、塩尻市の出身で塩尻志学館高校ワイン科の元教師・高山秀士さんをお招きし対談を行いました。当館職員が司会を行いつつ塩尻市や全国のワインについてお話しいただき、60人余りが参加しました。

講演概要

そらしどさんは元々ワインに興味がなかったそうですが、ある時ワインが料理をさらに美味しくしてくれる魔法の飲み物だと衝撃を受けて、今では日本全国を回り日本のワインを楽しんでいるそうです。高山さんは塩尻市の出身で、志学館高校でワイン科を担当。たくさんの生徒たちにワインの醸造について教育を行い、高校退職後は塩尻で新たなワイナリーを設立し、塩尻のワイン産業に大きく貢献してくれた人物の一人です。

高山さんは塩尻のワインについて、同じ品種のブドウでも畑によって出来上がるワインの酸味が違ってくるため、自分たちもその畑の特徴で理想のワインを作れるよう目指していきたい。また、現在の新規就農者はメルローやシャルドネなどの人気な品種を育てがちだが、塩尻の気候風土に合っているコンコードやナイアガラを今後しっかり残していかなければいけないものだと語りました。

そらしどさんは全国のワイナリーを巡り、たくさんのワインを試飲してきたが、やはり塩尻のワインはとても魅力的。塩尻には手ごろな価格で料理に合わせられるワインがありぜひワイン初心者の方にもお勧めしたいと話していました。

日時

2020年9月6日(日曜日)14:00~16:00

場所

塩尻市市民交流センター(えんぱーく)多目的ホール

講師

そらしどさん
ノンフィクション作家兼イラストレーター
高山秀志(たかやまひでし)さん
元塩尻志学館高校教員(ワイン醸造担当)

全体写真
高山秀士さん
しどせんしゅうさん
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