2020(令和2)年度「信州しおじり本の寺子屋」を紹介しています。
2020(令和2)年度の「信州しおじり本の寺子屋」は次のとおり開催しました。

主旨

 「信州しおじり 本の寺子屋」は、塩尻市立図書館が中心となって、生涯読書を推進するために設置するものです。
 原型は、地域の人々の生涯学習と出版業界人の研修の場として、1995(平成7)年に今井書店グループが鳥取県米子市に開設した「本の学校」にあります。
 本事業は、その精神を受け継ぐと共に、塩尻市が出版王国と言われる信州に所在し、日本の出版文化に偉大な軌跡を残した筑摩書房の創設者、古田晁の生誕の地であることに鑑み、講演会、講座等のさまざまな事業を通じて、「本」の可能性を考える機会を広く提供するものです。
 本は、著者から出版社、書店を経て、読者へと届けられます。一方、図書館は、保存という目的をもって、多種多様な本を収集・提供することで、出版文化の一翼を担っています。
活字離れと言われる昨今の状況に対して、著者、出版社、書店、図書館などが連携して本の魅力を発信し、出版文化の未来に寄与するために、図書館を「本の寺子屋」とし、読者も含めてここに集う人々の知恵の交流を促すことで、地方発の文化の創造と発信に挑戦したいと考えております。
皆様のご支援、ご参加をお願いいたします。

テーマ

「本」の可能性を考えたい

科目

 「信州しおじり本の寺子屋」は、2012(平成24)年7月29日(日曜日)に開校しました。年間を通じて本の魅力を発見し、本の可能性を考えるためのさまざまな講演会や講座、企画展などを開催いたしました。

日付曜日イベント内容講師受付開始日
7月19日日曜日講演会「言葉の力―『清冽』(中公文庫)より~詩人茨木のり子の肖像~」後藤 正治終了
8月6日木曜日講演会「これからの教育と読書・学校図書館~新学習指導要領本格実施元年で考えたいこと~」鎌田 和宏終了
8月24日月曜日講演会「これからの図書館を一緒に考えてみませんか」伊東 直登終了
8月30日日曜日講演会「読むこと、書くこと、旅すること」中上 紀終了
9月6日日曜日地域文化サロン「対談:日本の中の塩尻ワイン」しどせんしゅう(そらしど)
高山 秀士
終了
10月4日日曜日講演会「ずっと子どもを書いてきました」岩瀬 成子終了
10月25日日曜日講演会「信州を舞台にした時代劇の魅力」春日 太一終了
11月8日日曜日筑摩書房創業80周年記念 古田晃記念文学サロン
第1部「古田晃が敬愛した太宰治と「人間失格」」
第2部「この町から本が生まれる」
松本 侑子
阿佐 元明
終了
11月15日日曜日講演会「黄金のフォーク・ブーム到来 ~岡林信康から吉田拓郎へ~」 ※えんてらす開催富澤 一誠終了
11月22日日曜日講演会「コラム<斜面>の舞台裏丸山 貢一終了
期間イベント内容協力
6月12日(金)~6月30日(火)展示 / 「えんぱーく10周年記念展」
8月1日(土)~8月31日(月)展示 / 「『おしいれのぼうけん』複製画展」童心社
10月4日(日)~10月20日(火)展示 / 「紙のさわりごこち めくりごこち展」藤原印刷株式会社
11月1日(日)~11月30日(月)展示 / 「『ねずみくんのチョッキ』45周年記念展」ポプラ社
12月1日(火)~12月28日(月)原画展 / 「『ざしき童のはなし』『よだかの星』いせひでこ絵本原画展」伊勢英子、絵本美術館 森のおうち
1月28日(木)~2月23日(火)原画展 / 「『本と、絵のある暮らし』柊有花原画展」柊有花

信州しおじり本の寺子屋パンフレット

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