2021(令和3)年度「信州しおじり本の寺子屋」を紹介しています。
2021(令和3)年度の「信州しおじり本の寺子屋」は次のとおり開催しました。

主旨

 「信州しおじり 本の寺子屋」は、塩尻市立図書館が中心となって、生涯読書を推進するために設置するものです。
 原型は、地域の人々の生涯学習と出版業界人の研修の場として、1995(平成7)年に今井書店グループが鳥取県米子市に開設した「本の学校」にあります。
 本事業は、その精神を受け継ぐと共に、塩尻市が出版王国と言われる信州に所在し、日本の出版文化に偉大な軌跡を残した筑摩書房の創設者、古田晁の生誕の地であることに鑑み、講演会、講座等のさまざまな事業を通じて、「本」の可能性を考える機会を広く提供するものです。
 本は、著者から出版社、書店を経て、読者へと届けられます。一方、図書館は、保存という目的をもって、多種多様な本を収集・提供することで、出版文化の一翼を担っています。
活字離れと言われる昨今の状況に対して、著者、出版社、書店、図書館などが連携して本の魅力を発信し、出版文化の未来に寄与するために、図書館を「本の寺子屋」とし、読者も含めてここに集う人々の知恵の交流を促すことで、地方発の文化の創造と発信に挑戦したいと考えております。
皆様のご支援、ご参加をお願いいたします。

テーマ

「本」の可能性を考えたい

科目

 「信州しおじり本の寺子屋」は、2012(平成24)年7月29日(日曜日)に開校しました。年間を通じて本の魅力を発見し、本の可能性を考えるためのさまざまな講演会や講座、企画展などを開催いたしました。

日付曜日イベント内容講師受付開始日
7月18日日曜日講演会「タブーに挑む本」佐高 信終了
7月25日日曜日講演会「地域雑誌26年で考えたこと。」森 まゆみ終了
7月26日月曜日講演会「地域と人に寄り添う図書館」手塚 美希終了
8月3日火曜日講演会「学校図書館の充実と活用」小谷田 照代終了
8月21日土曜日塩尻市立図書館開館・市民タイムス創刊50周年記念
講演会「これだけは言っておきたかった」
養老 孟司終了
9月26日日曜日地域文化サロン「芥川龍之介と洗馬ー小説「庭」と井月と芭蕉ー」堀井 正子終了
10月17日日曜日講演会「地球外知的生命探査から学ぶ人類の未来」 ※えんてらす開催鳴沢 真也終了
10月24日日曜日講演会「〈政治〉を言葉で揉みほぐす」髙橋 純子終了
10月30日土曜日古田晁墓参ツアー「葡萄酒忌(わいんき)」終了
10月31日日曜日古田晃記念文学サロン
第1部「物語が生まれるとき」
第2部「太宰が住んだ大宮、そして死~そこにいつも古田晁~」
八木 詠美
玉手 洋一
終了
1月9日日曜日講演会「子どもと絵本 本好きの子どもをそだてるには」いしかわ こうじ終了
3月6日日曜日講演会「あなたらしく生きぬくために準備すること~いづみ先生の令和養生訓~ ※えんてらす開催内藤 いづみ終了
3月20日日曜日講演会「妖怪とのつき合い方教えます」富安 陽子終了
期間イベント内容協力
4月8日(木)~5月10日(月)展示 / 「大人が楽しむ本とアウトドア」株式会社エイアンドエフ
6月10日(木)~7月5日(月)展示 / 「塩尻市立図書館・市民タイムス50周年記念展」株式会社市民タイムス
7月9日(金)~8月1日(日)原画展 / 「『変身ミーちゃんとおともだち』江口みつおき絵本原画展」江口みつおきさん(絵本作家)
8月5日(木)~8月22日(日)展示 / 「戦争中の出版を知る」県立長野図書館
9月13日(月)~10月21日(木)原画展 / 「手島圭三郎原画展」株式会社絵本塾企画
10月22日(金)~11月14日(日)展示 / 「印刷の知らない世界」藤原印刷株式会社

信州しおじり本の寺子屋パンフレット