2018年(平成30)度「信州しおじり本の寺子屋」を紹介しています。

主旨

 「信州しおじり 本の寺子屋」は、塩尻市立図書館が中心となって、生涯読書を推進するために設置するものです。
 原型は、地域の人々の生涯学習と出版業界人の研修の場として、1995(平成7)年に今井書店グループが鳥取県米子市に開設した「本の学校」にあります。
 本事業は、その精神を受け継ぐと共に、塩尻市が出版王国と言われる信州に所在し、日本の出版文化に偉大な軌跡を残した筑摩書房の創設者、古田晁の生誕の地であることに鑑み、講演会、講座等のさまざまな事業を通じて、「本」の可能性を考える機会を広く提供するものです。
 本は、著者から出版社、書店を経て、読者へと届けられます。一方、図書館は、保存という目的をもって、多種多様な本を収集・提供することで、出版文化の一翼を担っています。
 活字離れと言われる昨今の状況に対して、著者、出版社、書店、図書館などが連携して本の魅力を発信し、出版文化の未来に寄与するために、図書館を「本の寺子屋」とし、読者も含めてここに集う人々の知恵の交流を促すことで、地方発の文化の創造と発信に挑戦したいと考えております。
 皆様のご支援、ご参加をお願いいたします。

テーマ

「本」の可能性を考えたい

科目

「信州しおじり本の寺子屋」は、2012(平成24)年7月29日(日曜日)に開校しました。年間を通じて本の魅力を発見し、本の可能性を考えるためのさまざまな講演会や講座、企画展などを開催しています。

日付曜日種別内容講師
5月20日日曜日講演会作家の魅力・映画の魅力高橋 伴明、横山 美千繪
6月10日日曜日講演会小説と私久間 十義
6月24日日曜日講演会なつかしい時間大空 眞弓
7月8日日曜日講演会戦争体験を語り継ぐこと、受け継ぐこと佐藤 直子
7月30日月曜日講座役立つ学校図書館をつくる
~調べ学習ワークショップ~
丸山 光枝
7月31日火曜日講座学校図書館を活かした学びの在り方
~学校を巻き込む司書教諭と学校司書の協働~
田揚 江里
8月5日日曜日講演会ノンフィクション作家残酷物語澤宮 優
9月2日日曜日講演会撮ること・綴ること・伝えること小寺 卓矢
9月9日日曜日講演会本を伝える。本で伝える。井出 彰
9月25日火曜日講座図書館員のための“伝わる”チラシづくり実践高橋 佑磨
10月14日日曜日講演会翻訳の言葉、言葉の翻訳金原 瑞人
10月21日日曜日講演会古田晁記念館文学サロンサクラ・ヒロ、山本 克俊
10月28日日曜日講演会世界からみた塩尻ワイン石井 もと子
11月11日日曜日講座民話で見える塩尻の風景窪田 雅之
11月25日日曜日講演会新聞記者の読書中澤 雄大
2019年3月10日日曜日講演会原作と向き合う古厩 智之
期間内容協力
7月10日(火) ~ 7月29日(日)写真展 / 鶴と亀写真展 ~田舎のリアルなかっこよさ~フリーペーパー『鶴と亀』
7月30日(月) ~ 8月26日(日)展示 / 戦中・戦後の暮しの記録株式会社 暮しの手帖社
11月22日(木) ~ 12月27日(木)展示 / ナショナルジオグラフィックの世界株式会社 日経ナショナルジオグラフィック
2019年1月5日(土) ~ 1月27日(日)展示 / 紙しばいの世界株式会社 童心社
2月26日(火) ~ 4月2日(火)展示 / 武井武雄展 ~ラムラム王が峠を越えてやってくる~イルフ童画館
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