2016(平成28)年度「信州しおじり本の寺子屋」を紹介しています。
2016(平成28)年度も様々な講演会や講座、企画展を開催いたしました。

主旨

 「信州しおじり 本の寺子屋」は、塩尻市立図書館が中心となって、生涯読書を推進するために設置するものです。
 原型は、地域の人々の生涯学習と出版業界人の研修の場として、1995(平成7)年に今井書店グループが鳥取県米子市に開設した「本の学校」にあります。
 本事業は、その精神を受け継ぐと共に、塩尻市が出版王国と言われる信州に所在し、日本の出版文化に偉大な軌跡を残した筑摩書房の創設者、古田晁の生誕の地であることに鑑み、講演会、講座等のさまざまな事業を通じて、「本」の可能性を考える機会を広く提供するものです。
 本は、著者から出版社、書店を経て、読者へと届けられます。一方、図書館は、保存という目的をもって、多種多様な本を収集・提供することで、出版文化の一翼を担っています。
 活字離れと言われる昨今の状況に対して、著者、出版社、書店、図書館などが連携して本の魅力を発信し、出版文化の未来に寄与するために、図書館を「本の寺子屋」とし、読者も含めてここに集う人々の知恵の交流を促すことで、地方発の文化の創造と発信に挑戦したいと考えております。
 皆様のご支援、ご参加をお願いいたします。

テーマ

「本」の可能性を考えたい

科目

「信州しおじり本の寺子屋」は、2012(平成24)年7月29日(日曜日)に開校しました。年間を通じて本の魅力を発見し、本の可能性を考えるためのさまざまな講演会や講座、企画展などを開催しています。

日付曜日種別内容講師
5月15日日曜日講演会<本の寺子屋>の本づくり高橋 龍介
5月21日土曜日講演会子どもの頃読んだ本 -源氏物語と罪と罰-水原 紫苑
6月19日日曜日講演会ポスト・フクシマと「沖縄革命」 -新著『辺野古の弁証法』を機軸に-山口 泉
7月31日日曜日講演会<出版の冒険者たち>への賛歌植田 康夫
8月5日金曜日講座授業で使おう 学校図書館!中山 美由紀
8月6日土曜日講演会私の図書館体験中沢 けい
8月21日日曜日講演会「書物浴」のススメ ~本のそばにいる幸せ~窪島 誠一郎
9月11日日曜日講演会かがく絵本ができるまで川鍋 雅則
9月25日日曜日講演会本の魅力 -書評の功罪-三島 利徳
10月16日日曜日講演会古田さんの三つの不思議柏原 成光
10月23日日曜日講演会言葉のリズムに想いをのせて村上 しいこ
11月13日日曜日講演会装幀の種間村 俊一
12月4日日曜日講演会これからの読書のすがた荒川 洋治
2017年1月30日月曜日講座選書でひらく図書館の未来豊田 高広
期間内容協力
6月2日(木) ~ 6月26日(日)原画展 / 江口みつおき 絵本原画展江口みつおき(絵本作家)
7月26日(火) ~ 8月28日(日)展示 / 様々な本の作り方有限会社 美篶堂(みすずどう)
11月1日(火) ~ 11月27日(日)展示 / 間村俊一 装幀展間村俊一(装幀家、俳人)
11月29日(火) ~ 12月27日(火)展示 / 近代文学作家の原稿展NPO法人 本の学校
2017年1月5日(木) ~ 1月29日(日)展示 / 外国人から見た幕末・明治期の日本文化山村光久(松本市 山村医院)