2022(令和4)年度の「信州しおじり本の寺子屋」は次のとおりです。

主旨

 「信州しおじり 本の寺子屋」は、塩尻市立図書館が中心となって、生涯読書を推進するために設置するものです。
 原型は、地域の人々の生涯学習と出版業界人の研修の場として、1995(平成7)年に今井書店グループが鳥取県米子市に開設した「本の学校」にあります。
 本事業は、その精神を受け継ぐと共に、塩尻市が出版王国と言われる信州に所在し、日本の出版文化に偉大な軌跡を残した筑摩書房の創設者、古田晁の生誕の地であることに鑑み、講演会、講座等のさまざまな事業を通じて、「本」の可能性を考える機会を広く提供するものです。
 本は、著者から出版社、書店を経て、読者へと届けられます。一方、図書館は、保存という目的をもって、多種多様な本を収集・提供することで、出版文化の一翼を担っています。
活字離れと言われる昨今の状況に対して、著者、出版社、書店、図書館などが連携して本の魅力を発信し、出版文化の未来に寄与するために、図書館を「本の寺子屋」とし、読者も含めてここに集う人々の知恵の交流を促すことで、地方発の文化の創造と発信に挑戦したいと考えております。
皆様のご支援、ご参加をお願いいたします。

テーマ

「本」の可能性を考えたい

科目

 「信州しおじり本の寺子屋」は、2012(平成24)年7月29日(日曜日)に開校しました。年間を通じて本の魅力を発見し、本の可能性を考えるためのさまざまな講演会や講座、企画展などを開催いたしました。

日付曜日イベント内容講師受付開始日
4月24日日曜日講演会「短編小説と世界」荒川 洋治終了
5月15日日曜日講演会「コロナは日本の何を見せたのか」佐野 眞一終了
5月22日日曜日講演会「いのちの営みの「在り処」」 ※えんてらす開催本橋 成一終了
5月28日土曜日大和市 岐阜市 塩尻市 図書館同盟事業
第一部 講演会「図書館が日本を救う―公共図書館の可能性」
第二部 図書館同盟鼎談「大和市・岐阜市・塩尻市3市長鼎談」
常世田 良
大木 哲(大和市)
柴橋 正直(岐阜市)
小口 利幸(塩尻市)
終了
6月26日日曜日講演会「絵と文字で読む江戸の本」田中 優子終了
6月27日月曜日公共図書館職員向け講座
講演会「司書の想いが届く図書館づくりー札幌市図書・情報館からー」
淺野 隆夫終了
7月17日日曜日講演会「戦後日本映画の名優たち―高倉健、吉永小百合、渥美清ら」立花 珠樹終了
7月24日日曜日信州しおじり本の寺子屋10周年記念
講演会「本と本屋とわたし」 ※レザンホール開催
小泉 今日子終了
8月4日木曜日学校職員向け講座
講演会「GIGAスクールと学校図書館ー学校内外の学びと図書館を結ぶー」
庭井 史絵終了
8月28日日曜日講演会「民族知を掘り起こすために」赤坂 憲雄終了
9月18日日曜日講演会「文芸取材の流儀」加古 陽治終了
10月2日日曜日講演会「童謡詩人、金子みすゞのまなざし―よみがえりの軌跡―」 ※えんてらす開催矢崎 節夫終了
10月23日日曜日講演会「作家という生き方―佐々木隆三、津本陽、藤田宜永ら」校條 剛終了
10月29日土曜日古田晃記念文学サロン
第1部「ものがたりと小説、そのあわい」
第2部「古田晁と臼井吉見の55年6ヶ月」
山家 望
臼井 高瀬
終了
10月30日日曜日古田晁墓参ツアー「葡萄酒忌(わいんき)」終了
11月13日日曜日講演会「あなたが生まれてきたことは素晴らしいこと」長野 ヒデ子終了
11月27日日曜日講演会「フィクションの方が現実的」島田 雅彦終了
1月29日日曜日講演会「絵本の力、人の力ー自然の歌をききながら。」村上 康成終了
期間イベント内容協力
4月22日(金)~5月22日(日)展示 / 「『ぼくの大好きなものたち』浜昌平絵画展」絵本美術館 森のおうち
7月1日(金)~7月31日(日)展示 / 「リト@葉っぱの切り絵展」
7月21日(木)~8月22日(月)原画展 / 「『母と子』こばやしひろえ絵本原画展」
10月18日(火)~11月17日(木)展示 / 「『おもわずおもわず』えがしらみちこ絵本原画展」株式会社あかね書房
11月19日(土)~12月18日(日)原画展 / 「『ノースウッズ 生命を与える大地』大竹英洋写真展」
2023年1月5日(木)~1月31日(火)展示 / 「『HIMALAYAN POSTER』石川直樹展」

信州しおじり本の寺子屋パンフレット